旧歌舞伎座の裏手にひっそりと佇む「志げ」は、初めての訪問にも関わらず、どこか懐かしさを感じさせる店でした。外からは想像もつかない居酒屋のような雰囲気で、入店すると温かな迎えがあります。
移転してきたという店は、1階がカウンターメインで、その他にもフロアがあるようですが、わたしはカウンター席にて。店主と奥様がテキパキと店を切り盛りされていました。
料理はおでん・寿司・割烹とバラエティに富んでおり、焼酎と日本酒を絡めながら、まずは付き出しのイカの酢味噌からスタート。続いて、質の良さが際立つ本マグロの造りを味わい、うざくでは野菜との絶妙なバランスに心地よさを感じました。
おでんは出汁の味がしみじみとして、湯葉と玉子、そして糸こんにゃくが、ホッと一息つくのにぴったり。〆には寿司を握ってもらい、サバと鯛をシンプルに堪能しました。
お酒と共に料理を楽しむ、気楽に過ごせる場所として「志げ」はおすすめです。一人でも、仲間とでも、心温まる時間が過ごせること間違いなしです。ごちそうさまでした。