日本橋室町の「コレド室町2」地下1階にある「リッチョマニアマーケット」は、ウニ総菜専門店です。この店は壱岐の「あまごごろ本舗」が運営しているそうで、山吹色の壁がウニをイメージしたデザインになっていました。正面にはウニ製品を扱うショーケースがあり、奥とショーケース横にイートインスペースが設けられています。
昼時に訪れたところ、4席ある店内はほぼ満席状態でした。イートインメニューには「生ウニセット」「板ウニ丼セット」「ウニオムライス」などがあり、今回は「板ウニ丼セット980円」を注文しました。テイクアウト主体の店なので前会計制で、電子マネーでの支払いも可能でした。
注文してすぐに提供された板ウニ丼は、ご飯と板ウニ、スープのシンプルな構成でした。ご飯の上に自分でウニを盛り付ける作り方です。ウニは15cm板の上に載せられ、見た目は生ウニのようでしたが、食べてみるとデパ地下の寿司ウニのような味とねっとり食感でした。
本物の生ウニほどの風味ではありませんでしたが、ウニの味は感じられ、いたずらに塩っぽくもなく悪くない味わいでした。ただ1,000円を払うにはもう少し質が欲しいと思いました。
量は少なめですが、ミニ丼の雰囲気で磯の風味と組み合わせが楽しめそうでした。最後はスポンジと間違えて口にしてがっかりすることも。ワカメスープはシンプルながら単調にならず助かりました。
応対では女性店員が感じよく、テイクアウト専門店らしくショーケース横で食事するのは少し虚しい気分になりました。ただ手軽にウニ料理を楽しめるのは魅力で、テイクアウトならもう少し満足できそうです。