長い間、訪れることがなかったある店に、久しぶりに足を踏み入れました。かつて「八千代」という名の居酒屋があった場所には、今では八丈島料理を提供するお店が開業していました。店内は以前と変わらない狭さで、懐かしさを感じつつも、何となく新鮮な気持ちで席に着きました。
店には既に常連客が5人おり、残る1席に案内されました。入店早々、店内全員での乾杯があり、その温かな雰囲気に少し緊張しつつも心が和みました。お通しはシンプルながらも味わい深い三品で、特に八丈島料理を求めて、明日葉の天ぷらを注文。八丈島特製の塩で味わうその独特な美味しさは、ビールと相性抜群でした。
初めての訪問にも関わらず、店の人々との会話は次第に弾み、新しい出会いの楽しさを味わいました。食事の締めくくりには、苺とオレンジのデザートが提供され、常連客との歓談を楽しんでから店を後にしました。
実は、この後も何度か訪れようとしましたが、予約で満席とのこと。狭くてアットホームなこのお店は、予約でいっぱいになるほど人気があるのかもしれません。しかし、たまには外見ではなく、心でつながる場所を見つけることの大切さを改めて感じさせられました。新しい味と出会いが、また私をこの店へと誘うでしょう。