上本町3の交差点を抜けてすぐ、昭和町から移転してきた摘菜料理の名店「よくら」で、今宵はうなぎを堪能しました。店内に一歩足を踏み入れると、落ち着いた雰囲気が迎えてくれます。
まずは前菜から。玉子味噌漬けに始まり、う肝佃煮、八幡巻きといった珍味が舌を喜ばせます。蕨みぞれ和えや小鯛てっぱいは、季節感じる逸品。ボッタルガや鰊西京煮、茄子糖漬けと続く一品一品が、まるで四季の移ろいを感じさせるかのようです。
そして、夜の主役であるうなぎの登場。白焼と蒲焼、どちらもサイズが以前より1.5倍に増しており、その迫力には目を見張るものがあります。白焼は素材の味をダイレクトに楽しめ、蒲焼は甘辛のタレが絶妙に絡み合う逸品。うなぎの旨味が口の中にじゅわっと広がります。
店主の元気な様子が嬉しく、食事をしながら和やかな時間を過ごせました。上本町にあるこの隠れ家で、心ゆくまで料理と会話を楽しみました。
また訪れたいと心から思う、「よくら」の夜。ご馳走さまでした。