週末の昼に、完全予約制の鰻料理専門店を訪れました。迷っていると、店からコースの提案があり、思わず14,500円の鰻コースを注文してしまいました。
店内に一歩足を踏み入れると、大将と女将さんが温かく迎えてくれました。最初は肝焼きや内臓の串焼きを注文。これが2,880円とは、勢いの恐ろしさを感じました。前菜として骨煎餅を楽しんだ後、ビールから日本酒へと移り、而今と秋鹿を堪能しました。
茶碗蒸しの代わりにうまきが登場。その甘さが絶妙でスタートにぴったり。続いて白焼きを岩塩と山葵醤油で味わい、ぎりぎりの焼き加減が楽しめました。蒸し汁スープに続き、うざくも出汁の味わいが際立ち、胡瓜と蒲焼きの組み合わせも素晴らしい。蒟蒻と漬物を挟み、うな重でクライマックス。蒲焼きはきわまで炙られ、甘辛いタレと共に肝吸いの風味を添えて、ご飯も絶品でした。食後のジェラートで贅沢な昼食を締めくくりました。
食事とお酒で合わせて約20,000円の贅沢な昼食でしたが、和食としての鰻料理の真髄を堪能することができ、素晴らしい経験となりました。鰻を使った料理の可能性と、それを支える美味しいお酒の魅力に改めて感動しました。