神仏習合の歴史が現代にも続く
藤澤 諏訪神社
正応二年(1289年)八月二十三日、遊行四世呑海上人が信州須羽へ御旅をなされたとき、諏訪大社の御霊をお持ち帰りになり、遊行寺の守護神として山内にお祭り申し上げたのがはじまりです。
その後年歴を経るに従い、元禄十二年(1699年)霊験あらかたなることから、広く藤沢の守護神として現在の山を切り開いて社を建てお祭りをするようになりました。
しかしこのときの社殿は現在より下段の地に道路の方向に向いて建てられていました。 その故か社前を馬に乗って通るものは必ず落馬したとのことで、社を上段に移し南面に向きを変えて立て直しました。
こうして今に続いています。
以上のようなことから、遊行寺と諏訪神社は親子の関係にあり・・と今なお神仏習合の名残をとどめる以下のような諸行事が続いております・・・