今まで柔道、剣道、合気道、ボクシング、キックボクシング、沖縄空手、フルコンタクト空手などをかじってきましたが、武術として一番納得がいく理論を持っていたのが龍真館でした。古来から達人と呼ばれる人たちは筋骨隆隆の若者ではなく華奢な老人であるのは皆が持っている共通イメージだと思います。しかし僕が習ってきた限りの武道、格闘技の中には達人と呼べる人はいませんでした。やはり力の強い若者が勝ってしまう世界です。龍真館古武術には間違いなく達人への道が続いてます。僕から見たら先生はすでに達人の域に達しているように思われます。そしてまだまだ術技は向上していくだろうと思うし、実際半年稽古をした中で先生の術技はさらに向上しています。僕も半年前に比べれば少しはマシになったように思いますが、今までやってきた武道、格闘技の身体の使い方が身に付いてしまっていて容易には脱却できません。今までの身体の使い方と正反対のことが要求されます。大きな特徴としては力の絶対否定、力を入れるとどうしてもタメができ加速する動きになり動き始めを止められてしまいます。剣の世界では相手に斬られてしまいます。皆が思い描く達人のイメージはフワフワと軽やかに相手の攻撃をかわす人でしょう。まさに力を入れず浮いた状態で動き始めると等速の動きになり止められない動きになります。剣の世界では相手を斬れる動きとなります。まだまだ古武術の奥義はありますが是非一度体験してみてください!