平成22年から大洗町に移管され、それまでは民間の財団
の常陽記念会という団体が運営しておりました。
なぜ大洗町に明治時代の歴史博物館があるのか謎で、
5,6年前に一度だけ団体客で利用したことがあります。
明治の元勲たちとも親しく、宮内大臣までなった田中光顕
が建てたといわれております。書簡や明治天皇から下賜さ
れたものなど。本人が幕末の土佐藩の志士で、明治政府
の高官となった人物なので、その関係資料が展示され
ています。 幕末は多くの若者、草莽の志士がたくさん
亡くなりました。 田中も若いとき多くの若者たちの死を
見てきて、晩年はその顕彰のつとめたようです。
その関係で、桜田門外の変に関する展示もあるようです。
水戸の浪士がかかわり、みな断罪された例に事件で、幕府の
権威が一挙に落ちたクーデーター事件、暗殺事件です。
その水戸の浪士に関連して、大洗町にできたのかもしれません。
その他、漁港ということで、帆船の展示物などもおまけ
のようにあります。
幕末と明治時代の歴史に関心のあるかたは必須の珍しい
博物館です。
博物館の敷地は広大で、大洗キャンプ場も中にあります。
その写真を春にとりました。