たかはし

古きよき商店街の一角で見つけた「たかはし」さんで、心温まる時間を過ごしてきました♪
暖簾をくぐると、優しい出汁の香りと女将さんの笑顔でお出迎え。木のぬくもり感じる店内に、自然と心が和みます。
まずは季節の小鉢から。新玉ねぎの酢味噌和えは、みずみずしい甘みと酢の風味が春らしい一品。大将の丁寧な仕事を感じる盛り付けも素敵です。
お造りは、市場で目利きした新鮮な魚を三種盛りで。真鯛は透き通るような美しさで、歯ごたえと旨みのバランスが絶妙。わさびを添えて頂くと、また違った味わいが広がります。
煮物は、筑前煮の逸品。野菜の甘みと出汁の旨みが溶け合って、ほっこりとした味わい。こんにゃくまでが出汁をたっぷり含んで、箸が止まりません。
焼き物の銀だらは、みりんと味噌が絶妙なバランス。ふっくらと焼き上げた身から、じゅわっと旨みが溢れ出す瞬間に感動。
天ぷらも見事な腕前。春野菜の天ぷらは、衣が驚くほど軽やか。たらの芽は山の香り豊かで、ふきのとうは春の訪れを感じさせてくれます。
カウンターでは、大将の真摯な料理姿に魅了されます。黙々と丁寧に仕事を進める後ろ姿に、長年の経験が感じられます。
女将さんの所作も優美で、さりげない心遣いが居心地の良さを演出。季節の花を愛でながら、ゆったりと過ごせます。
〆の炊き込みご飯は、山菜の香り高く、艶やかな一品。最後の一粒まで大切に頂きました。
カウンターと小上がりがあり、落ち着いて食事を楽しめる空間。毎日でも通いたくなる、そんな愛おしいお店との出会いでした♪
「また来てくださいね」という女将さんの優しい声に送られ、もう次の訪問が待ち遠しくなりました！下町の温もりと職人魂が息づく、そんな心温まるお店です！