玉竜寺

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住所
岐阜県下呂市金山町中切1545
アクセス

飛騨金山駅から徒歩21分(1.6km)

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ご朱印を頂いた歴史ある臨済宗のお寺さん

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投稿日

同寺は、禅寺の臨済宗妙心寺派のお寺さんで、某お寺と共に、下呂方面へ観光で行く際に、是非立ち寄りたかった歴史ある神社でした。

同お寺には、下呂市指定文化財が数多くあり、衰退していた同寺を再興されたのは、飛騨国主の金森飛騨守長近公(以下、長近公)であり、一族三代の石碑も建立されているようで、残念ながら見逃してしまいました。

同寺の駐車場が境内にあり、徒歩であれば山門を潜る手前の山手石段を登りますが、石段下には駐車場が無かったので、境内に停めさせて頂きました。

さて、駐車したのは本堂の手前であり、昔の僧侶の修行の場となっていた宿舎(宿坊)前を通り、本堂と鐘撞堂に行きました。
丁度、石階段を登ってくると本堂前となりますね。

本堂の扉が手で自由に開け閉め出来たため、拝みながら失礼して本堂内に入らさせて頂きました。
本堂の奥には釈迦牟尼如来像がおみえになりました。江戸時代中期の仏像と思われます。
本堂天井には、綺麗な草花の天井絵画が複数飾られていました。

概ね本堂内と境内を拝観させて頂いた後、ご朱印をお願いすれば書いて頂けると事前に分かっていたため、庫裡玄関口からご朱印を頂きたいとお庫裡さん(ご住職の奥さん)にお願いしたところ、快く請けて頂きました。
お庫裡さんからは、「今日は大変冷えます。本堂にストーブを用意しますので本堂内でお待ち下さい。」と丁重なお持て成しを受けました。

改めて、本堂内を拝観させて頂くと、本堂内の右側には三頭左巴(室町時代末期迄の当家の家紋と同様)、左側には土岐一族の桔梗紋がありました。
三頭左巴は同お寺の寺紋ということですが、「何故、土岐桔梗紋があるのですか」と尋ねたところお庫裡さんは存じていなかったですね。
中世の歴史に詳しい私としては、「金森氏は土岐一族であるため、お寺を再興した金森氏の家紋を第二の寺紋として利用されていますね。」とお庫裡さんに私自らが解説させて頂きました。(流石、自らの知識を誇りに思いましたね(笑)。)

ご住職とはお会いしなかったのですが、お庫裡さんにお願いすればご朱印も書いて頂けますので、観光地である下呂市内のご朱印を頂ける神社仏閣は2箇所(某寺は事前に書いてある貼るご朱印)と思われます。
貴重なご朱印を頂ける歴史あるお寺の拝観を皆さんにお勧めしたいですね!

歴史ポイント
長近公は、当家先祖(又兵衛尉)の主である織田信長公から「信」の一字を頂き、長近と名乗り、以前は名は「可近」だったようです。
金森氏は美濃源氏土岐氏の一族で、美濃国土岐郡(現在の多治見市)に生まれ、信長公の父、信秀公に仕え、その後に信長公に仕えました。
その後、羽柴秀吉公に反旗を翻し戦い後に剃髪し、小牧長久手の戦いでは徳川家康公に組して功名を立て、初代髙山城主(その後天領地)となり、京都で85歳の長寿を全うされたようです。

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概要

店舗名

玉竜寺

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電話番号

住所

岐阜県下呂市金山町中切1545

アクセス

最寄駅
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  • マツオカ前から1.2km (徒歩15分)
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