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新四国曼荼羅霊場54番

3.50
投稿日

 新四国曼荼羅霊場巡りも愛媛県最後の札所となりました。宇和島市内の天赦園と伊達博物館の間を南に進んで川を渡り、対岸を左に少し進むとあります。もしくは国道56号の宇和島南中等教育学校前にある橋を渡って川に沿って上流に向かって行くのでもたどりつきます。
 宇和島城が築城された際に城主の藤堂高虎が城山の麓に創建したのが始まりと言われており、今の場所に移転してきたようです。曹洞宗のお寺で、御本尊は釈迦如来となっています。
 山門をくぐって正面に本堂があり、左手にはお接待用と思われるサーバーが置いてありましたが、稼働はしていませんでした。お寺での催事の時に稼働させていると思われます。
 境内の右奥は墓地となっており、地域に多くの檀家さんを抱えていると思われます。また、墓地の入り口あたりには小高い丘があり、金毘羅さんを祀っていました。高さはそれほどではありませんが、海に近いので、当時の海から見たら船がどのあたりを進んでいるかの目印になっていたと思われます。
 鐘楼には「平和の鐘」と書かれていました。この日の晩にホテルでガイドブックを見た時に知ったのですが、篤志家(宇和島市出身の中川千代治さんと思われる)が寄進した世界23か国(26か国との記述も)の貨幣を混ぜて作ったものだそうです。戦争で負傷し、終戦後地元に戻ってきたところ、菩提寺であるこちらの鐘が戦争で徴収されてなくなっていたため、自身で集めた各国の貨幣と軍刀等を材料にして作ったそうです。この鐘が完成後、世界平和を願って、65か国のコインとローマ法王からいただいた金貨を材料に、ニューヨークの国連本部にも平和の鐘を寄進したそうです。国連に寄進した鐘のモデルとなった鐘がこのお寺の鐘ということだそうです。境内には鐘を紹介するような看板等はありませんでしたが、ネットで検索してみると、たくさんの記事がありました。
 恥ずかしながら同じ愛媛県出身としてこのような出来事があったことを知らなかったのですが、新たに知ることができて良かったです。

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写真

概要

店舗名

泰平寺

ジャンル

電話番号

住所

アクセス

最寄駅
バス停
  • 桜町から280m (徒歩4分)
公開日
最終更新日

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