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四国八十八箇所巡礼の旅で参拝しました。高松自動車道 善通寺ICから車で10分余りのところにある四国八十八箇所霊場の第七十二番札所です。四国霊場の中で最も古いお寺と言われていて、風格ある本堂や大師堂のほか多くの伽藍や像があり見所の多いお寺です。中でも、 境内にはかって「不老松」と呼ばれる弘法大師が植えたとされる松があったが、平成14年に松食い虫に浸食され伐採、その松から掘り出した笠松大師像を見ることが出来たのが良かったです。
四国八十八箇所霊場の第七十二番札所です。山門をくぐり小さな橋を渡ると正面が本堂、その手前左手に鐘楼、その奥に大師堂があります。本堂と大師堂の間に平安時代末期に西行がこの寺に通っては昼寝をしていたという「西行の昼寝石」がありました。境内にはかって弘法大師が植えられた「不老松」があったが松食い虫に浸食されて、2002年(平成14年)に伐採され、その跡地に枯れた松で制作された「笠松大師の像」がありました。境内はあまり広くないですが四国霊場で最古ともいわれるお寺で、素朴ながら味わい深いお寺でした。
西行法師の昼寝石
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当初の予定では弥谷寺の後に御盥山不動坊、海岸寺を廻るようにしていましたが、参拝済みのため七十二番曼荼羅寺へと向かいます。元来た道を国道まで戻り、東に向いて進みます。看板に従って約5kmの移動で到着しました。
駐車場はさほど広くありません。バスが来なければバス用のスペースも使わなければ、休日は大変です。我先にと割り込まれました(私が出て行く車に見えたのかもしれませんが)が、そこは遍路の端くれとして我慢です。「遠方から来られて過密なスケジュールで廻られているのだろう」と、自分に言い聞かせます。駐車場の下に小さな売店があり、そこにも駐車できるようですが、車で初めて行ったらお店専用っぽく見えて気づかないかもしれません。
駐車場から歩いて2分くらいで仁王門に到着します。大師堂裏につながる道もありますが、参拝者は通行禁止になっているので、ルールは守りましょう。
仁王門をくぐると小さな石橋があり、正面に本堂が見えます。本堂前には歌人で後に出家した西行がこの地を訪れた際に昼寝に使ったという昼寝石があります。
本堂左には大師堂があります。建て替えられて間がないようで、木の色がまだ鮮やかです。
本堂の右には不老の松と呼ばれる立派な松があったそうですが、平成に入り松食い虫にやられて今はありません。枯れてしたまった不老の松の幹に弘法大師の像を彫り、自生していた横に笠松大師として祀られています。
境内もそこまで広くなく、長いこと駐車して後から来る参拝者に迷惑かけてはいけないと思い、手短に参拝を済ませ後にしました。