根香寺の紅葉

四国八十八箇所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八箇所霊場の第八十二番札所です。山門脇には江戸時代の初め頃、人や家畜に危害を加えていた牛鬼を弓の名手が退治したという牛鬼の像が睨みつけています。五大堂には眼が鋭く迫力がある不動明王、降三世夜王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明の木造五大尊像が祀られていてます。緑深い山中にあって凛とした趣きある歴史を感じる素晴らしいお寺でした。

四国八十八箇所霊場の第八十二番札所です。瀬戸内海を見下ろす高台、五色台の中にあります。大きな草鞋が祀られた山門をくぐると下りの石段、上りの石段が続き途中に大師堂、庫裏があり、石段を上りつめた正面に本堂があります。本堂に至る廻廊には全国の信者が奉納した万体観音が祀られ荘厳な雰囲気がありました。境内には、その昔、人や家畜に危害を加えていた牛鬼を弓矢で退治して村人を助けたという伝説にまつわる牛鬼の銅像があるなど、山中にあり静かにたたずむ神秘的なお寺でした。

四国八十八ケ所霊場の第82番根香寺は、400年前の牛鬼伝説が今も語り継がれるお寺です。村人を苦しめていた牛鬼を弓矢の名人、山田蔵人高清が退治し、冥福を祈るために切り取った牛鬼の角とその絵は今もお寺に残されていると言われています。お寺にはその牛鬼のブロンズ像があって、現在は参拝者に魔除けのご利益をもたらしてくれる存在になっています。
五大堂には五大明王が祀られていて迫力がありますよ。紅葉の名所でもある根香寺や根香寺道沿いは見事です！