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四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八ヶ所霊場の第十五番札所です。741年に聖武天皇が「国分寺建立の詔」より諸国に建てられた国分寺の一つで、境内には創建当時の七重の塔の礎石が点々と配置されていて創建当時の壮大さが偲ばれます。本堂は、重層の入母屋造りという独特に形をしており、多宝塔形式の太子堂や併設されている庭園と共に見応えがありました。
741年に行基によって創建され、文化、文政年間に再建されたお寺です。
本堂は重層の入母屋造りで、聖武天皇、光明皇后の位牌が祀られています。
トイレの神様として信仰されている鳥瑟沙摩明王堂もあり、見応えのあるお寺です。
四国霊場第十五番札所
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第十五番札所です。四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。徳島自動車道の藍住ICから車で走って30分足らず、十四番札所の大日寺からだと車で5分とかかりません。
創建は756年以前と伝えられ、当時は相当大きなお寺さんだったようで、その当時の本堂の礎石が数多く転々と残っており、境内全体が徳島県の特別史跡に指定されているそうです。
現在の本堂や大師堂は江戸期に再建されたもので、大師堂は千体地蔵が安置され納経所になっており、お堂内で休息できるようになっていました。本堂の傍に桃山時代の作庭という国の名勝に指定されている枯山水の庭がありますが、事前に申し込みが必要とのことで残念ながら拝観できませんでした。興味のある方は事前に申し込みを。
無料の駐車場があります。
常楽寺から元来た道を少し戻り、看板に沿って約1kmで國分寺に到着です。表記はものによって「国」だったり「國」だったりまちまちですが、石碑は旧仮名遣い(國)で書かれています。
薬王山と山号がついていますが、ほぼ平地で、お寺に近づくにつれ民家の間から本堂が垣間見え、少し色あせた木材が歴史を感じさせます。
こちらのお寺は現在曹洞宗となっており、藤井寺に次いで、真言宗以外の宗派の霊場です。
山門を入ると左手に鐘撞き堂があり、その横には建立当時にあった七重の塔の基礎跡が残っています。本堂は山門正面、大師堂は本堂右横にあります(元は山門右にあったそうです)。
納経所は大師堂の右にあり、行く間に安土桃山時代の庭園がちらっと見えます(中に入って見学するには予約が必要)。
城のような作りの本堂や石碑についた苔が何とも渋く、個人的にこれまでの中で一番魅せられたお寺です。