最近、散歩中に素敵な蕎麦屋を見つけました。山田五郎氏の色紙と大きな海老の天ぷらの写真が目を引き、土曜日の昼に訪問しました。
入り口には緑に覆われた空間に、大きなミドリガメ「亀吉」という名前の亀が出迎えてくれました。午後1時前に到着しましたが、先客は1組だけ。店内は小綺麗で、昔ながらの町の蕎麦屋の雰囲気が心地よかったです。
親切な女性スタッフに本日の定食なども説明してもらいながら、店の名物であるつまみ揚げのシリーズから竹せいろを注文しました。江戸伝統の技法で揚げた天ぷらで、竹の天ぷらには何と海老が6本も! 2尾ずつ束ねて揚げてあり、さらに椎茸、さつまいも、ナスなどの野菜天も付いてきました。
天ぷらはサクッというよりも、ふんわりと柔らかい食感で、せいろよりも汁を吸わせて温かい状態でいただくほうが美味しいかもしれません。特に海老は6尾もあるので、食べ応えがあります。蕎麦は二八だそうで、更科のように白くてコシがあり、あわせた蕎麦つゆはかなりカエシが効いていて甘めです。
天丼にすれば見た目も華やかで、お子様連れの方にも喜ばれそうです。ただし、2年前のレビューで千円のものが1.5倍の価格になっていることに驚きました。インフレが進行しているようですね。
美味しい食事をありがとうございました。