東京都大田区にある公営斎場
臨海斎場は、平成16年1月に開設された公営の総合斎場です。葬儀式場と火葬場が同じ施設内にあるので、ご遺体のお預かり、お通夜、告別式、火葬、初七日まで、葬儀全般を臨海斎場内で行うことができます。運営しているのは、大田区、品川区、目黒区、港区、世田谷区の5区で、故人がこの区内に現住所があるか、喪主がこの区内の方は、臨海斎場を利用することができます。■臨海斎場までの交通アクセス東京モノレール「流通センター駅」から徒歩10分、京浜急行「平和島駅」から徒歩10分のところにあります。駐車場は259台分用意されているので、車で来館されても十分にスペースが確保できます。■臨海斎場の施設案内8基の火葬炉、4つの葬儀式場があり、大規模な葬儀から少人数の密葬、家族葬まで対応可能です。火葬料金は、同じ形態の都内火葬場の火葬料金が約60,000円に対し、臨海斎場は23,000円で利用できます。同形の火葬場には、特別室など豪華な部屋で価格も高い部屋がありますが、臨海斎場はすべて同じです。火葬場などに移動する際の霊柩車やマイクロバスも不要なので費用を節約することもできます。葬儀式場は60席位で、お清めで利用する控え室は64席です。同じ広さの式場が4つあり、利用料金は、控え室も含め100,000円です。その他では、待合室、ご遺体の保管料金も安く設定されています。宿泊施設もあり、綺麗でシャワールームもあるので、遠方から来た人がホテル代わりに泊まることもできますが、斎場の近くにはお店がほとんど無いのでやや寂しい状況です。■臨海斎場のご利用について出棺後の式場利用はできないので、繰り上げ初七日の法要は、葬儀のお勤めの中で行います。精進落としの会食も火葬後ではなく、火葬中になります。火葬中では慌しいと感じるかもしれませんが、臨海斎場の火葬時間は1時間半位あるので、時間的には十分といえます。なお、会食の時に用意するお弁当の数には注意が必要です。式場の隣が火葬炉なので、出棺後は親しい友人等のお見送りの人が同行してくれ、その流れで控え室まで来られる場合があります。控え室ではすぐに会食になりますから、この方の弁当も用意しなければなりません。そのため、臨海斎場の場合、精進落としの弁当は、予定の数に予備をプラスすることをお勧めします。拾骨後は解散になり、お遺骨は自宅へ帰られ、お遺骨飾りをすることが多いようです。また、臨海斎場は公営なので、葬儀の際に発生する心付けが必要なく、渡そうとしても受け取っていただけません。臨海斎場は人気があるため、非常に予約の取りにくい斎場です。葬儀式場の利用で一週間以上待つこともありますので、長時間待てない場合は、葬儀社と相談し近隣の式場を利用します。