湯島天神下交差点に近い茶舗で
どっしりした風格を感じる店構え。
創業が嘉永5年1852)というからスゴイ。
ペリーが浦賀沖にやって来たのが1853
つまり、このお店ができた翌年といえば
いかに歴史があるか納得できようというもの。
奥行きのある店内
右手に湯飲み茶碗など陳列ケースと
ケースの上には幾多の賞状とトロフィー。
足許は緋毛氈の腰掛け。
左手入り口近くに蹲いが配され
その奥に重々しく並べられたお茶の数々。
お茶と海苔の専門店という。
お茶は静岡の自社工場で
海苔は九州佐賀の高級海苔を扱っているそうな。
お勧めだったのが
「濃煎茶大老」というからこれもスゴイネーミング。
で、大老の名前に惹かれて購入。
深い味わいと香りと
独特の仄かな甘みが舌に残ることで
ひととき
騒々しい世の中の動きを忘れさせてくれ
「日本人で良かったなぁ、
この味わいを感じられる感性をもって
生まれることが出来て!!」
スーパーで手ごろなお茶で〝お茶を濁す〟日々だが
たまには、思いっきり贅沢をして
日本人の気品を取り戻せるような気分を味わうのも
これぞ贅沢!!
と、そんな心地にさせてもらえる。