かつて川越に住んでいた頃、最高の贅沢と感じていたローストビーフを、札幌の美園店で再び味わう機会がありました。この店は、1840年代の金鉱をイメージしたユニークな外観が特徴的です。
店内に入ると、暗く狭い通路を抜け、スワヒリ語で「ジャンボ」という挨拶が飛び交います。そんな異国情緒あふれる空間でいただいたのは、ステーキのように厚く、大きく、柔らかいローストビーフです。非常に美味しく、感動的な味わいでしたが、ソースが若干甘めでした。今思えば、ホースラディッシュが添えられていたら、さらに良かったかもしれません。
かつてはローストビーフ丼が流行り、ローストビーフ専門店としての展開も見られましたが、その時代が少し早すぎたのかもしれません。今でも時々、その味が恋しくなります。
また、このお店の訪問は2005年のゴールデンウィークで、その時は食べログも始まったばかりでした。同時に、当時は閉店した欅美園店で味噌ラーメンも楽しみました。若かったあの頃の思い出が、今も色褪せることなく心に残っています。
またこのような特別な味わいを楽しめる日が来ることを願いつつ、訪れた当時の素晴らしい体験に感謝します。ご馳走様でした。