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シルク100%フェンディワンピースの処理を行いました。
まず、脇の黄変について何度か紹介しましたが炭マグといういろんなクリーニング店等で使われている染み抜き方法でとることが出来ました。
染み抜き後、染み抜きした部分としていない部分とに光沢の差が出てましたので、
全体を漂白することで光沢の差をなくします。
今回は、低温で漂白効果が得られる漂白剤を使用します。
水温:水量=35℃:30㍑の液に漂白を入れてよく撹拌し、約40分漬け込みました。
(事前にワンピースの色が漂白に耐えられるか確認済みです)
漬け込み後、いつもの様に中和処理を行いました。
衣類のちじみもなく、綺麗にシミもとれていました
(処理前)
綿100%の婦人用綿ジャケット、首回り・脇等の汗による黄変と革の鞄による肘付近の移染をきれいにします。
(処理)
肘付近の汚れは革の鞄からの移染ですので、前処理でステンを塗り込みます。2~3時間後、水量:水温=50l:50℃の液に中性洗剤と酸素系漂白剤を入れてよく攪拌します。
30分前後漬け込み、汚れが落ちたようなのですすぎを行います。
(処理後)
漬け込みでかなりきれいになりましたが、肘付近が少し残っていたので、シミ抜きにて完全に除去しました。
エルメス・シルク100%ブラウスのクリーニング
まずドライクリーニングで汗に含まれている皮脂を取り除きます。
次に、汗の臭いがする場合には温水を使用します。(温水を使用した場合濃い色系は色が出て洗う度に色が少しずつ薄くなる事があります)
今回は臭いがしませんが、念のため両脇と首回りの染み抜きを行い常温の水(水を漬け込み用バケツに入れて外に一晩置きます、かなり冷たい水になっていますのでこれを使用します)と中性洗剤のみで洗いました。
後は仕上げ剤ですが、シリコン系に少し糊を加えて仕上げます。
アイロンは出来だけ裏から仕上げましす。
今回は、水に漬け込んだだけでも赤の色が出てくるので、事前にお客様に汚れを取る方法として酵素系の洗剤を使った漬け込みを説明しました。ただ今回汚れの状態を考えると長時間漬け込みが必要となるので汚れを落とす代わりに、赤の色もとれて白ける可能性が高い事も合わせて説明しました。
白けの状態で気になる時は、金額が高くなりますが赤の染料を使った色上げ方法も選択肢として説明しました。
(処理)
水量:水温=50L:45℃の液に酵素系洗剤を入れてよく撹拌してジャンバーを1時間漬け込みました。
結果、汚れは綺麗に落ちましたが、赤の色もかなり出ました。
出来上がりの状態をお客様に確認してもらい、色上げを行うかの判断をしてもらいました。
お客様が思っている以上に白けていなかったようで、今回は色上げをせずに仕上げに入りました。
ネクタイの染み抜きは、まず油性の染み抜き処理を行います。
→中性洗剤を用いて処理を行いますが、最初は熱を加えずに行いシミが落ちなければ、熱を加えます(熱を加える事で色が白けてたりもしくはいろが抜けないかを確認します)→ここまで行ってシミが取れなければ漂白処理を行います(色の白けや色が抜けないかを確認)。今回2回まで漂白処理を行っても色の変化はおきませんでした(3回めで色が少し抜けました)のでシミの部分に2回漂白処理を行いました。
結果、シミの大部分は落ちたのですが、まだ少し残っています。
ただこれ以上の染み抜き処理は色が抜けるおそれがありますので染み抜きは出来ません。お客様に状況を説明して、シミを目立たないよう色掛けを行う事になりました。
今回はシミと同じような色を薄くしたものをシミのまわりに色掛けしていきました。
(状況)
今回は写真を掲載しません。
薄いピンクに柄が入った綿ワンピースの両脇が汗によって臭うので取りたいと思います。(見た目は両脇にシミのようなものはありません)
(処理)
まず両脇に酵素系のシミ抜き剤を塗って1~2時間置いてから両脇の部分に蒸気をあてて、全体を漬け込みします。
水温:水量:酵素:中性洗剤=45°:30L:300cc:50cc入れた液をよく攪拌します。30~40分漬け込み軽く脱水後2回すすぎを行います。
(結果)
臭いはなくなりましたので、無臭の仕上げ剤を使ってしあげました。
(状況)
両脇に黄変があり(写真に掲載)、通常ならば酸素系漂白剤に漬け込みますが今回は黒の部分が広範囲ありますので、両脇の黄変をシミ抜きして全体を漬け込みします。
(処理)
まず両脇の黄変部分に炭酸マグネシウムとオキシドールを混ぜたものを塗り、乾燥後中和処理を行います。
この処理でシミは落ちましたので、シミ抜きした部分とシミ抜きしていない部分の境をなす為全体を漬け込みします。
水量:水温:ブライト=30リット:45°:一袋全部入れた液に中性洗剤を60ミリリットルいれてよく攪拌します。(市販の手間なしブライト)
黒の部分に液が付かないようにベージュの部分だけを15分前後漬け込みます。その後、今度は全体を5分位漬け込み後は軽く脱水してすすぎに入りました。(写真にて掲載)
(結果)
両脇の黄変は綺麗になりました。
(相談内容)
レーヨン60% 綿40%のオフホワイトのジャケットに古なったシミが前身頃と右ポケット付近にあり、かなり目立つので取って欲しいとのことです。
(洗い)
水量:水温=50l:55度の中に酸素系漂白剤を大量に入れ、中性洗剤は定量より少な目に入れます。
その中に約15分間漬け込みます、軽く脱水して酢酸を薄めた液に1分以内でつけ込みまた軽く脱水して、後2回濯ぎを行い最後に仕上げ剤に行けます。
自然乾燥後、全体的に縮んでいるのでアイロンは生地を伸ばしながら形を整えていきます。
(結果)
すべてのシミは綺麗に落ちました。今回は染み抜きを行うよりも金額的にも安くなると判断しましたので漬け込み洗いを選択しました。
糊付け方法
ワイシャツの糊付けには、糊かたくから糊無しまでの10段階で
強弱をつけます。
まず、ワイシャツの繊維が綿・ポリエステルの混合と
綿100%に分けます。(ポリエステルが含まれる事で糊が付きにくく、
綿100%では糊が付きやすく硬く成りやすい)
2つに分けたものを更にお客様の好みや生地の厚さ、
綿が含まれる%によって糊付けを10段階に分けます。
また、綿100%で生地が厚めの場合、糊付けは薄くなりますが
襟や袖だけ硬めにする事も出来ます。
(相談)
綿100%・コートの首回りの黄変が気になるので取って欲しいとの依頼でした。
(洗い)
今回の場合、コート自体今まで水洗いをした事がないと思いましたので、首回りの染み抜きだけを行うと、染み抜きした部分としてない部分に光沢感の違いが出るので全体の漬け込み洗いを勧めて承諾頂きましたので漬け込み洗いを行います。(今までに水洗いを行っていれば染み抜きだけでもいいと思います)
洗濯機で洗いますので水量:水温=50l:55℃に酸素系漂白剤と中性洗剤を適量入れて撹拌します。
回転方法は、コート自体が酷い汚れというわけでもないのでソフト洗いを選択し、約15分間回します。
かるく脱水後に最初の濯ぎで中和(酢酸系)を行って後、2回しっかり濯ぎを行います。
最後に仕上げ剤に漬け込みますが、綿100%の衣類は、お客様の好みもありますが、糊を薄くつけた方が仕上がりに張りがでますので糊付けします。軽く脱水後自然乾燥を行います。
(結果)
首回りのシミは綺麗にとれ、全体を漬け込みましたのでコート自体に光沢感と張りのようなものも蘇りました。
(相談)
衣類の全体的な黄変をなおして欲しいとの依頼でした。
(洗い方)
ジャケットとコートは、別々の日に洗ったのですが洗いの方法が最後の工程以外は一緒でしたので一緒に書き込みます。
ウール系の黄変除去には過酸化水素系の漂白剤を使います。
水量:水温=50l:45℃にブライトを2パックと中性洗剤を適量入れてよく撹拌します。
30分前後漬け込み、軽く濯ぎを行い衣類の状況を確認します。
黄変がまだ少し残っていたのでハイドロに漬け込みますが、ここで漬け込み時間が違います。ジャケットは約5分・コートは45分前後漬け込みました。(黒の部分を試験してジャケットは10分弱・コートは60分前後で赤っぽくなりました)
漬け込み後、軽く脱水して最初の濯ぎでクールダウンを行います。
2回目の濯ぎは常温で行い、脱水を軽く行い自然乾燥を行います。
ハイドロは臭いがきついので、次の日に中性洗剤のみでウェット洗いを行い、ここで仕上げ剤に漬け込みます。
(結果)
それぞれのお客様から感謝の言葉を頂きました。
(注意)
ハイドロは、色取りとしては強いので、慎重に扱わないとすぐに色が変色したり・色が抜けたりします。
取り扱いには、経験が必要だと思います
ドライクリーニング後、アイロンで手仕上げを行いますがアイロン仕上げは生地を押さえて形を整えたり・クリーニングにてこしがなくなったものを押さえる事ではりを戻す作業です。
その為、アイロンで押さえられた事で表面の手触りが変わりソフトな感触が無くなることがあります。
そのような時にブラッシングを行います、今回初めて当店にクリーニングを出されたお客様です。
(クリーニング前)
ウール100%のコート、表面の手触りが悪くザラザラしたような感触でしたので、クリーニング後にブラッシングを行います。
(クリーニング)
ドライクリーニングを行いますが、ザラザラした感触がありましたのでドライの中にカシザイ(ドライ用のソフター見たいなもの)を
入れて洗い、乾燥機にて軽く乾燥させます。
乾燥後、1~2週間ハンガーに掛けた状態で自然乾燥させます。
この作業を行うことでクリーニング後の嫌な臭いがなくなります。
自然乾燥後、アイロン仕上げにて張りや形を整えます。
次に、ブラッシングを行いなすが、今回は少しザラザラ感がありますのでかためのブラシを使います。
作業は、まずアイロンにて表面に蒸気(蒸気をかけすぎると腰がなくなりますので注意)をかけて、蒸気の熱がある間に下から上に強めに表面のウールを起こします、起こしたら次に上から下へ優しく毛並みを整えて行きます。この作業を繰り返し行う事で表面の質感が変わります。
(ブラッシング後)
上記の作業で、コートには着用時の張りがあり、表面の手触りはソフトな感触になります。
この作業でお客様が違いに気がつく事は、あまりないと思いますが
当店のこだわりですね!
家庭で水洗いを行ったために、表面の毛並みがかたくなり全体的に縮んでいるようでした。
修正方法としては、まず仕上げ剤の濃度を通常より濃くしてコートを漬け込みます。漬け込み時間は20分前後で、漬け込みながらコートを柔らかく揉みほぐします。脱水は15秒位で後は、自然乾燥を行います。
乾燥後、生地を伸ばしながらアイロンで全体を押さえていきます。
これでコートの形を整えましたので、次に毛並みの処理に入ります。
ここでは、少し硬めのブラシと柔らかいブラシを使い分けます。
まず全体を硬めのブラシで下から上に毛を立たせます。
立たせた状態でアイロンの蒸気を少し離れたところから全体にかけます。
蒸気が冷めたら、今度は柔らかいブラシで上から下に毛並みを整えます。
全体的に汚れているので、綺麗にして欲しいとの依頼がありました。
まず汚れ具合をスラックで試験してみましたが、常温の水ではあまり効果がなかったので、蒸気を使って染み抜きをしましたら汚れが綺麗に取れましたので、漬け込みに温水を使う事にしました。
水温:水量=45℃:50lに中性洗剤を入れた液にスーツ上下を一生に漬け込みます。時間は20分前後でしたが、今回は汚れ具合がひどいのだ、ただ漬け込みするのではなく両手で押し洗いし、また襟や袖に関しては少しもみほぐしました。後は濯ぎを2回行い、仕上げ剤に少し糊を入れてスーツに張りを持たせました。
相談品ではなく、私が染み抜きしてみたくて染み抜きしましたので、お客様からはウェット洗いのみの料金1,000~1,300円頂いたと思います。(染み抜き料金は今回無料です)
(洗い)
まず、スラックスの裏側の染み抜きを行います。
オキシドールと炭酸マグネシウムをよくまぜますて、写真2のようになったら染み抜きの部分に塗り自然乾燥後、その部分が少し固まりますので指で弾きながら取ります。
ある程度取れたら、ウェット洗いを行います。
汗でスラックスが少しかたくなっていますので今回は、水温を上げます。
水量:水温=50l:40℃の中に中性洗剤を入れてよく撹拌してからスラックスを弱洗いで10分間回します。
軽く脱水後、1回目の濯ぎを35℃前後の水温から常温になるまで水を足し続けます。(クールダウンの作業です)
軽く脱水後2回め濯ぎを今度は常温の水で行い、脱水後に仕上げ剤に漬け込み後は自然乾燥で終わりです。
(結果)
シミも綺麗に取れ、汗で固くなっていたスラックスも柔らかくなり
ました。
(相談内容)
片側の肩がやけて赤っぽくなってしまった
(洗い)
肩の部分に色掛けする場合に、一度全体の汚れを落とす必要がありましたので、お客様の承諾を得てドライクリーニング→ウェット洗いを行います。
水温:水量=40度:50l
に中性洗剤を入れた液に20分間漬け込みます、軽く脱水して2回濯ぎを行い仕上げ剤につけて自然乾燥します。
色掛けし易くするためにアイロンをかけます。
色掛けは、お預かりした時より洗いを行った事で赤みは弱くなったような気がしますが、まだ赤みが若干分かるので青系黒を吹き付けて、分からなくなったら、その部分にアイロンをかけます。
(結果)
洗い料金とは別に色掛けの料金で700円頂きました
「家庭で水洗いを何度か行った為、紺色が薄くなってしまた。」という事で、紺色を濃くして欲しいとの依頼が来ました。
色あげを行う前に、ドライクリーニングと水洗いのを行い、汚れを取り除きます(汚れ部分の色むらを防ぎます)
今回は、色あげなので染料はダイロン一袋で充分です。
水量:水温:お酢の量=8㍑:70〜80℃:350㏄に染料を入れよく撹拌して、ブラウスを漬け込みます。約40分間色むらにならないようにソフトに撹拌します(詳しくダイロンの説明書を読んで下さい)
漬け込み後、手で軽く絞り水で余分な染料を洗い流し、脱水後に自然乾燥しました。
次の日に、中性洗剤を使って水洗いを行いました
(注意点)
染めの水温が高いので、シルクは数回に分けて水温に馴染ませて下さい。
今回は、40℃→60℃→80℃と3回に分けて水温に馴染ませました
ジャンバー表面にポリウレタンのラミネート加工をしているので、販売店にラミネート加工について確認しました。
(結果)今回のジャンバーは製造から5年が経過している為、水を使った漬け込みを行うと
ポリウレタンの剥離や生地が裂けるよう状況が考えられるとのことでした。
クリーニングの処理方法として、ジャンバーを漬け込みで洗うのではなく、まずドライクリーニングを行い、襟・袖・腰回り(ウール使用箇所)の染み抜きを行いました。
襟・袖の染み抜きは中性洗剤を使い蒸気で汚れを飛ばし、濯ぎは5L位のバケツに襟・袖・腰回り部分をそれぞれ漬け込んで、後は漬け込んだ箇所を大きめのバスタオルで水気を取りました。(脱水機を使うと余計なシワが出来て、アイロンで伸ばすのが無理だと判断したからです)
次に、15センチ
位の縦に流れたような黄変の染み抜きを行います。
染み抜きの箇所がラミネート加工してある部分なので、通常行う漂白処理ではなく、炭マルと
オキシドールを使用した黄変除去を行いました。
(以前にも、この方法は紹介しましたので説明は省きます)
結果、ご依頼戴いた箇所のシミは綺麗に除去しました。
前身頃のシミを取る為に自宅で洗濯したら、他の衣類から赤の色が移染してしまったと相談ありました。
処理します、移染取りの場合塩素系・酸素系漂白剤などを使う事はありません。(塩素系は、綿・ポリエステルを使用したまっ白の衣類のみ使用)
今回レーヨン・ナイロンを使用したオフホワイトの衣類ですので、中性洗剤を使いました。
水量:水温:中性洗剤=50L:70℃以上(水温計が65℃まで測):
400CCの液に20~30分間漬け込みました。
濯ぎは、クールダウンしました。
シミは、油分でしたので漂白処理せず油取りの染み抜きをしました。
シルク100%ブラウス、薄い青地から白い花柄部分に青色がにじんでしまったとの事です。(原因は雨に濡れため)
(色取り)
通常色取りは、長時間漬け込みを行うのですが、今回は、素材がシルクで色取りの色が青色なので短時間で作業を終わらせたいと思います。
水量:水温=40CC:50℃の液に中性洗剤をかなり多めに入れてよく攪拌します。
ブラウスを漬け込みますが、今回は、5分前後で脱水はせずにクールダウンの濯ぎに移ります。
※今回、水温を上げて短時間にした理由としては40℃以下の水温で長時間漬け込みを行うと滲み出た部分以外の色も落ちて白っぽくなる可能性があると判断したためです。
※中性洗剤は、業務用のもです。
某クリーニング店よりの依頼、染み抜きにより色が抜けたとの事
でしたので修復してみます。(染み抜きには酵素系を使用したそうです)
ー修復方法ー
まず赤茶色と茶色・鼠色の3色使用します。
赤茶色は薄めて使い(1)、茶色に鼠色を少し加えて薄めて使います。(2)、鼠色だけを薄めて使います。(3)
1→2→3の順に色をのせて行きますが、のせる量は1・3が多目で2は少な目です。
最終的に、色掛けしている箇所が私でも分からなくなりましたのでアイロンで色が落ちないようにします。
ーお客様の了解をとっての依頼です。ー
(相談品)
赤い花柄のワンピースの白部分が写真では分かりにくいですが、少し黄ばんでいます。また、雨に濡れたせいで赤い花柄部分から色がにじんでいるので綺麗にして欲しいとの依頼でした
(処理)
白部分の黄ばみは酸素系漂白剤を使用する事で綺麗になると思いますが、赤い花柄部分から乾燥時に色が色がにじみ出ると思います。まず染色の試験をしてみました。
蒸気をあてると白い布に赤い花柄の色が移りましたので、漂白剤を高温で処理すると間違いなく色が出て白い部分ににじむ事が分かります。
今回は、漂白処理と色取りを別々の日に行う事にしました。
まず漂白処理を行います、水温:水量=55℃:50lの中に酸素系漂白剤と中性洗剤を入れて15分前後漬け込みました。
自然乾燥後、やはり赤い花柄から色がにじみ出るので、後日色取りを行いました。
水温:水量=70℃以上:60lの中に色取り用の中性洗剤を400cc入れて様子を見ながら20分前後漬け込み、にじんだ色が取れたら脱出をせずに常温の水で入念に濯ぎを行い、その次は脱出をしてもう一度濯ぎを行い後は仕上げ剤に付け自然乾燥しました。
(結果)
黄ばみ・色のにじみも綺麗に落ちてお客様に喜んで頂きました。
(相談内容)
汗をかなりかいたので汗の臭いがするのと、脇の部分が着用時にスレる為に白けてしまった。
(洗い)
まず水温に対しての染色の強さを調べます。
結果は、常温の水(15度位)でも黒の色がでましたので、冷水(6~7度位)を使用します。
脇の汗を取る為に、その部分に酵素を吹き付けて約30~40分待ちます。そして、冷水に中性洗剤を入れた液にシャツを10~15分漬け込みます、脱水は10秒位を目安にして2回濯ぎを行い仕上げ剤につけます。
自然乾燥後、脇の部分に染料を吹き付けます。
色は、青系の黒で大丈夫だと思います。
(結果)
汗の臭いは取れ、脇の色修正も問題なく終わりました。
写真を何枚か載せてみます。
¥1,540(税込)
花柄ワンピースの色取り
赤い花柄から色が出て白い部分に移染してしなったので色取りの依頼を受けました。(今回クーポン使用)
(処理)
色取りする前に赤い花柄部分の染色度合いを試験して、60℃以上のお湯に漬け込むと移染した赤いは取れますが、赤い花柄も色が取れて白っぽくなりそうなので、漬け込む水温を低めにしました。
水量:水温=40L:40℃に業務用中性洗剤を使用し、よく撹拌してワンピースを漬け込みました。
漬け込み時間は、最初の予定では1時間位だと思っていましたが、結果的に2時間漬け込みました。(5分間隔で状況を確認します)
(結果)
移染した赤い色はきれに取れて、赤い花柄部分は白っぽくならなくてすみました。
¥1,760(税込)
首回りと前身頃の染み抜きの依頼でした。
(試験)
ダウンジャンバーの場合、衣類の中にあるダウンに汚れが蓄積している事がありますので、前身頃の染み抜きで中のダウンの状況を確認します。結果、
中から汚れが浮いてきましたので、全体の漬け込み時間と水量を多目にします。
水温:水量=50℃:60Lの液に漂白剤と中性洗剤を入れて、よく撹拌し、衣類を漬け込みました。漬け込み時間は、ソフト洗いで回転を弱くして約1時間行いました。
今回は素材にナイロンを使用していましたので、漂白剤の量は少な目にしてあります。後は、中和後2回濯ぎを行い仕上げ剤に漬け込みました。
今回衣類の表面にネットのようなものがついていましたので、洗いは表裏を逆にし、脱水時は薄い生地で包み込んで行いました。