根津神社入り口の交番そば
プレジデントハイツ2階にあり
居酒屋という人、いや、バーだよと言う人あり。
ツレに連れて行かれたのがもう10年ほど前。
店名の「天井桟敷の人々」に心惹かれたのも
監督マルセル・カルネの名前が頭をよぎったからで
さほど飲めないのに、いそいそした気分だった。
邦題は「天井桟敷の人々」だが
原題は「天国の子供達」のはずで
亡母と観に行ったという記憶だけなのに
タイトルが強烈に印象に残っている。
さて肝心のお店は
木調の優しいレトロな雰囲気で
想像していたよりも広い空間。
壁に件の映画ポスターが貼ってあった。
ツレは好みのバーボン、ワイルドターキーを
わたしはビール。
スタッフは東京芸術大学の学生アルバイト2人。
ここに限らず、芸大の学生は根津のステーキ屋でもみかけ
学生にとっても居心地の良い地域なんだろうと思わせられた。
さすが芸大の学生をバイトで傭うだけあって
店内の壁には芸大卒の日本画家の作品がずらり。
これを眺めるだけでも、ちょっとした贅沢。
ひとりでふらりと立ち寄っても
なんの違和感もない
映画の原題の「天国の子供達」の1人になって
心地よく酔える場所。
結論は「居酒屋」でも「バー」よく
あえて言えば「舶来居酒屋」か^^