豊島区の「千川扇屋」は、外観や店内の雰囲気とはうらはらに、絶品の手打ち蕎麦が自慢の隠れ家的名店です。二日酔いの朝に立ち寄ると、胸焼けもさっぱり解消できました。
入り口は少し入りづらい印象があり、店内に入るとおじいちゃんが落ち着いた雰囲気でみかんを食べているという、なんとも居心地の良い空間が広がっていました。常に空いている理由がわかる思いでしたが、それ以上に蕎麦の味は絶品。
温かい蕎麦も冷たい蕎麦も、しっかりとした蕎麦の風味と喉ごしの良さが堪能できます。しかも500円とリーズナブル。この価格でこの味わいは文句なしの満足感です。
カレーは普通の出来でしたが、それ以上にメインの手打ち蕎麦の美味しさが印象的でした。二日酔いで胃もたれがちな朝には、さっぱりと臭みのない蕎麦が最高の朝食になりました。居心地の良い空間とあわせて、至れり尽くせりのお店だと感じます。また伺いたくなる、安心の逸品に出合える名店でした。