予約だったので、予約は取れましたが21時となりました。
お店はライトアップされたアプローチは良い雰囲気に演出されていました。
入口も重厚な扉とガラス折れ戸の出入口がありました。
重厚な扉の入口から入ると熟成肉がぎっしり入ったガラス戸の冷蔵庫が出迎えてくれます。
ガラス折れ戸入口側にはスィーツがテイクアウト用に冷蔵庫陳列ケースに並んでいました。
店内はとても感じの良いインテリアで、高い天井を活かして中二階のテーブル席を設け、お店の
空間全体に立体感を感じさせています。
女性のオーナーにエスコートされて案内されたのは中二階のテーブル席。
そこからは厨房とカウンター席を上から眺めることができ、空間に広がりも感じられました。
そして荒井さんは関西で熟成肉と言えばこの方の名前が出るくらいの熟成肉の第1人者の1人だ
そうです。
その荒井さんに「土佐あかうしのリブロースの熟成肉」2人で注文すると
荒井さんから多過ぎるので減らした方が良いですよとのアドバイスがありました。
ご一緒した型のアドバイス通りに250gに変更しました。
「土佐あかうし」のリブロースの熟成肉はつい最近60日間の熟成が完成したそうで、この日に
食べることが出来て運が良かったと思います。
また、この肉を焼くのにも30分以上必要とのことなのでワインと次の料理を食べながら待つことに
しました。
・赤ワイン「アロモカルメネール プライベートリザーブ」
・赤ワイン「モーリス・ミッシェル/ブルゴーニュ」
・「こだわりトマトとモッツァレラのカプレーゼ」・「チーズの三種盛り」
ミモレット、シェーブル、ウオッシュタイプ
共に綺麗なプレゼンテーションで、美味しくワインにも良く合いました。
ワインと料理を楽しんでいると、まず炭の入った七輪と焼き網がテーブル席に運ばれてきました。
そして、主役の土佐あかうしのリブロースの熟成肉が大きな塊も運ばれて来ました。
この塊から注文した量を厨房にて切り分けるそうです。
切り分けた牛肉の塊をオーナーの荒井さん自ら目の前で熟成肉を焼いてくれるそうです。
金網の中央部がとんがりハットのようになっていてそこに肉の塊を乗せてじっくり焼いて行きます。
この様にするのは、肉から出た脂が燃えた時に出る匂いがつかない様にし、煙は肉全体に燻させる
為だそうです。
そして、周りをじっくり焼いて焦げ目をつけてから、一度網から降ろしてアルミホイールで包んで
少し冷まします。
そうすると芯まで熱が行き渡るそうです。
そして、再び焼いて出来上がりです。
焼き方だけでもその奥深さに驚かされました。
焼き上がった熟成肉の塊を厨房へ持って行き切り分けてくれます。
私は細かく切らないで塊でもらって自分でナイフとフォークで切ってたべることにしました。
サーブされたお皿にはサイドに野菜が添えられ、中央には断面が綺麗な色をした熟成肉が盛られて
います。
リブロースですが、脂感が強くなくしっかりとした赤身肉の深い旨味を感じます。
噛めば噛むほどに凝縮された旨味が出てくる感じです。
明らかに一般的なステーキとは食感もテイストも違いました。
一般的なステーキも大好きですが、熟成肉も中々素晴らしいと思いました。
お会計をして、最後はタクシーの処までお見送りをして頂き一緒に行った方も大変喜んでいました。
焼肉もあるので是非食べたいですし、ステーキと焼肉の両方を食べ比べてみたいとも思います。
心地良い空間で美味しい熟成肉を頂けるとてもお気に入りのお店となりました。