鶴見駅西口にある「ハマのちゃんぽん」は、人の手作りの温かみが感じられる本格的なちゃんぽん店です。カウンター席のみのこじんまりとした店内では、店主が熱心に鍋を取り仕切り、スタッフが手際よく調理を手伝う様子が見られます。仕込み時の手切りの音が何とも心地よいです。
看板メニュー「ちゃんぽん880円」は、炒め野菜の山とうずらの卵がのった豪快な盛り付けです。豚骨と鶏ガラでとった白濁スープはまろやかでクリーミー。そこに人の手で丁寧に炒められた野菜が、ふんわりとコクと旨味を放っています。魚介は控えめかもしれませんが、肉や野菜の凝縮された旨味がスープに染み渡り、絶妙なハーモニーを奏でています。
太めのちゃんぽん麺は喫食時にもっちりとした食感で、白濁スープともよく絡みます。卓上の擦り卵にんにくをかけて味変を楽しむのもおすすめです。
こうした人の手作りの温かみが全体の味わいを引き立てており、ホッとするちゃんぽんに仕上がっています。近くに住む者としては、リピート必至の逸品だと思いました。