先日、広い座敷や半個室、カウンターがあり人数に応じて使い分けができるお店で、一人カウンターでしっぽりと日本酒を楽しむ夜を過ごしました。店内は大人数の宴会でにぎわい、静かな食事を望む黙食の雰囲気はありませんでしたが、私はその活気を横目に独自の時間を楽しみました。
日本酒20種飲み放題という魅力的なオプションもありましたが、この日は単品での注文。まず選んだのは高知県の文佳人夏純吟「おばけラベル」。ほんのり甘くスッキリとした爽やかな味わいで、飲み始めにぴったりの一杯でした。
お造りはマグロ、カンパチ、シロダイのシルイユー。特にシルイユーのねっとりとしたもっちりとした食感が印象的で、大変美味しかったです。
次に、鳥取県の諏訪泉から夏の限定酒「純米吟醸 満天星そら 生酒(つまり夏マンテン)」を選びました。氷点貯蔵されたこの夏酒はサラサラとして飲みやすく、どんな料理にも合う万能な味わいでした。
また、月見つくねは串に刺さっていないハンバーグのような形状で提供され、炭焼きの香ばしさとサクサクコリコリとした食感が楽しめました。一人でなければ、もっと炭焼き系の料理を試してみたかったです。
日本酒に詳しい店員さんとの会話も楽しく、その合間には滅多に手に入らないレア酒「花浴陽」をごちそうになりました。ほわっと甘くジューシーなその味わいは、まさに私の好みでした。
この夜は、一人でも充分に楽しめる美味しい料理と日本酒、そして温かい人との交流で満たされました。ご馳走さまでした!