仙台づけ丼を食べに、一番の難関の若竹寿司さんへ。土日際日休み、しかも営業は夜のみというので、訪問が今日になった。店は、昭和レトロな雑居ビルの2階。暖簾をくぐると、老夫婦が迎えてくれた。店の中も昭和レトロそのもの、自由民主党の政治家の色紙なんかが飾られている。
さて、仙台づけ丼はと言えば、伊勢の手こね寿司を彷彿とさせるづけ丼だ。一口程に切られた平目、間八、鮪、イクラ、玉、千切り茗荷が酢飯の上に散りばめられている。一見ネタは少ないように思えたが、箸で掘り起こすと、下から下から出てくる。白身が10切れ以上、鮪が4、5切れ。茗荷の千切りが、ネタと一緒に口に入れると、口の中をさっぱりとしてくれるので、飽きがこない。茗荷がこんなに寿司に合うのを初めて知った。そのほかに味噌汁、卵焼き、浅漬けが付いてきた。
夜なのだから、こんな値段なのだろうと思える千三百円。