ごとう歯科クリニック

７７歳になる母が入れ歯の補修をするために利用しました。
母は、１０年以上前に脳梗塞を発症し、以後右半身に麻痺が残りました。利き腕ではない左手での歯磨きは十分でないのか、十数年の間に歯が抜け落ち、総入れ歯を入れるようになってしまいました。
その母の入れ歯がどうやらしっくりしていないらしく、介護しながら食事が進まないので咀嚼する母の口元をよく見ていると下側の歯にがたつきがあることがわかりました。
さっそく「ごとう歯科」に連絡してみると、その日は土曜日の午後ですでに休診。電話に出た受付の女性が月曜日の午後１番に編入してくれ、待たずに診察してもらえました。
場所は、田川市の白鳥工業団地の中。うどん屋の隣になります。
駐車場にとめた車から降ろした母を車いすに乗せて院内に入りましたが、車いす用のスロープがあり、玄関入り口もスロープが切られているので何の問題もなく待合室に入ることが出来ました。
約束通り、午後開診の少し前に名前を呼ばれ、車いすごと診察室に入りました。
私が母を診察台に移している間、医院のスタッフが車いすを邪魔にならない場所に移動させてくれ、私はスタッフが診察台の前に設けてくれた椅子に腰かけて母の診察に立ち会わせてもらえました。
僕が子供のころ、はじめて歯医者へ行ったとき、母がこうして付き添ってくれたことを思い出しながら時の流れを感じます。

五島先生は物腰がとても柔らかく、ゆっくりとはっきりした口調で母と私に話しかけ、症状をじっくりと聞いてくれました。
そして私が持参した母の義歯をいったん母の口内に装着した後、がたつきを確認し、「これは入れ歯を調整するだけで大丈夫ですよ」と言い、さっそく入れ歯に肉盛りをして、３０分もかからずに診察は終了しました。
僕は、歯の治療は毎日少しずつしか進めないので、何日もかかるものであり、母を連れてくるためには今後何度も仕事を休まなければならないものと思っていましたので、本当に助かりました。

入れ歯の調整というものを今回初めて見ましたが、義歯の歯茎に当たる部分に樹脂を盛り付けて調整するんですよ。

今回のクチコミは治療そのものを自分が体験したものではないので削除されるのかもしれませんが、同行した家族が感じた体験談として参考になればと思い、書いて見ました。