金堂と唐門の彫刻
朱色を主体とした金堂(栃木県文化財)の蟇股には一辺に5種類の彫刻が施されていて合計20種類です。十二支や二十四考などが描かれておりました。彩色豊かで人物や動物の動きが良く表現されていて中々の作品です。唐門(栃木県文化財)にはソレ以上だと思える彫刻が施されております。向拝に唐子の闘鶏遊び、琵琶と宝珠を持つ弁天様と吉祥天様がスゴロクをやっているのを毘沙門天様が眺めている所が描かれていてドチラモ遊びに耽る様子が見て取れました。門には花鳥の天井絵もあります。それだけではありません。白扉にも彫刻が施されていて玉巵、王子喬、琴高、黄安の各仙人が描かれていて見ていて夢を見ているような心地良さとなりました。この他にも数多くの文化財があるお寺です。
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ジンダイアケボノの数が増加
午後3時半を過ぎていたので乗り物の運転時間は終了していますが十何人もの子供達が楽しそうに声を上げながら駆けずり回っておりました。本日は1日なので園内の千手観音堂の中に祀られている木造 千手観音菩薩坐像(鹿沼市文化財)の御開帳日でもありましたがコノ時間なので扉は閉められておりました。朱色一色の仁王門では正面にカラフルな仁王像、背面に黄金を主体とした多聞天、増長天が守備しておりました。観音堂の蟇股には二十四考(中国において後世の範として孝行が特に優れた人物24人を取り上げた書物)の彫刻が施されております。中々全員が揃い踏みで彩色豊かに仕上げられた場所は少ないと思うので目を見張りました。園内を散策していると若木のジンダイアケボノ(桜)が何本か見受けられました。係の人に伺うと2年前に県の公社が花木センターで買ってきて植えたそうです。昨年は花は咲かなかったそうで今年どうしたかなあと言っておりました。また今年も県の公社が3本~6本ぐらい持ってくるようなことを言っておりました。春の花見が益々楽しくなりそうです。
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