
圧巻の不動明王
お寺の見取図を眺め境内を見て回りました。石井百僊・石井青什の墓碑(さくら市文化
財)は氏家近郊に名前を轟かせた俳人親子の墓です。父である百僊は堂原地蔵堂額(さ
くら市文化財)に子である青什は今宮神社句額(さくら市文化財)と後世に残る名句を
詠んでおります。その奥には氏家出身の日本画の巨匠の荒井寛方の墓(さくら市文化財
)があります。寛方と言えば確立された仏画が有名で私もミュージアム氏家で20年以
上前に鑑賞したことがあります。墓前で手を合わせ目を瞑ると代表作が頭に浮かびまし
た。本堂でお参りした後に山門を潜った時から視界に入っていた1759年鋳造の青銅
造 不動明王坐像(栃木県文化財)を拝顔しました。脇侍の矜羯羅童子、制多迦童子は
目立たない色遣いですがお不動様は宝剣、縄、条帛が金色に輝き火災光背の赤色とで差
別化され段違いの風格を見せつけておられます。険しい岩上に安置された高さ293.
9cmの大きな仏様は遠くからでもハッキリと分かる憤怒の表情をしていて近づくにつ
れ非常に有難みが感じられました。
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四代続くお米屋さん
第21回氏家雛めぐりで訪れました。ショーウインドウからお雛様が飾られ鉢植えの花
々も含めて雰囲気の良さそうなお店です。店内では色とりどりで趣向の異なるお雛様が
目白押しでした。その中で明治時代の裃人形が異彩を放っておりました。裃を着用し両
手を袴のところに行儀よく組み頭は童顔で目は大きく玉眼で口元は含み笑いと愛くるし
い表情をしていて思わず笑みが浮かびました。保存状態が良いのでお店の人に伺うと防
虫剤として唐辛子が使われていたとのことです。お雛様が飾られている側に絵のような
字、字のような絵が目に付きました。お店の人が己書ぶんぷく道場師範で教えたり作品
を販売したりしているとのことです。デジタルが盛んとなった現代ですがキラリと光る
書画だと感じました。描いている時も書いている時も出来上がり部屋などに飾ってもと
何度でも楽しめそうです。お米屋さんですが健康食品が主流です。お店の人のお母様が
株式会社玄米酵素認定「はい元気サロン」のお店で身体に良いものばかり販売されてお
ります。動物性食品不使用、添加物不使用などの安心安全な食品なので身体が喜び活力
がみなぎることは間違いないと感じました。
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