
境内にある全ての物に詳細な解説文が書かれているお寺
境内に入ると弁才天座像は像高74.5cmの近世作で本像の特徴と経緯などが案内板に詳細に書かれており実物を見ながらナルホドと思いました。宇賀弁才天様が物憂げな表情を浮かべていて服装と合わせ神秘的な雰囲気を漂わせておりました。稲荷神社と荼枳尼天は由来と功徳などが説明されております。歴代住職墓地の一隅に板碑(足利市文化財)があります。1314年造立の緑泥片岩で高さ59.5cmの物で種子と蓮坐がハッキリと大きく刻まれており死者の追善、後世の安楽を強く願っているんだなあと感じました。墓地の一番の高台の観音堂には金色の千手観音様がおられ非常に目を引きました。桑山氏(幕府旗本)の貴重な什物を保管されているお寺です。
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足利尊氏の重臣のお墓(足利市文化財)などがあるお寺
山門手前の参道に石燈籠(足利市文化財)があります。江戸前期の石燈籠2基で作られた時期は少し違いますが総高は175cm前後であります。似たように見えますが憧身が四角柱、六角柱で各面に蓮華座上に四仏、六地蔵とまるっきり違いました。実に凝った燈籠です。参道には八重桜、ツツジ、境内には白フジが咲いており春の景色を感じられました。少し離れた山に入った場所(境内から徒歩3分ぐらい)に南氏墓所(足利市文化財)があります。安山岩の五輪塔5基で足利尊氏の重臣でコノお寺を建てられた南宗継を中央に一族が並んでいます。どれも五輪の形といいバランスが均等で美しいです。コチラは皆同じような形状ですが一族の強い結束を感じられました。墓所もスッキリとしていて非常に見やすかったです。季節で違った風景が見られるお寺だと思うので違う季節に伺いたいと思いました。
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カフェを利用
足利市街地を渋滞なくスイスイ動けるレンタサイクルが用意されております。車種も何種類かあり電気の持ちも良くパワーもある自転車です。壁には足利七福神スタンプラリー2023と足利鎧武者行列の二大行事が貼られておりました。前者は昨年に全ての参加している寺社仏閣のスタンプを頂いたので後者の方に興味があります。間に合いそうであれば観てみたい行事です。館内には足利のお土産・銘菓などが勢揃いです。館内の奥にあるカフェを利用しアイスカフェラテ350円を注文しました。苦みと濃厚な風味のエスプレッソコーヒーにスチームミルクの甘みがマッチし飲みやすくゴクゴク飲んでしまいました。足利観光の拠点でありますが小休止にも利用できる施設です。
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干支ウサギの化石展示
2023年 ミニ干支展示を見に行きました。葛生石灰岩地域で産出したウサギの化石が展示されております。日本固有種の二ホンノウサギということで数万年前のものだそうです。ウサギは地上ではヘビ、キツネ、イタチ、テンなど上空からトンビ、タカ、ワシ、フクロウと天敵が多い小動物でサラに人間も食していたなかで良く子孫を絶やさず生きてこられたなと感心しました。ウサギは跳ねる動物なので何をやっても跳ね上がるという捉え方で農作物が跳ね上がる程の豊作を期待して干支に割り当てられたそうです。展示を眺めていて二十数年前に山に行った時のことを思い出しました。ノウサギを見かけ素手で捕獲を試みましたがモウ少しの所でピョンピョン跳ねて草木の密集している所に逃げこまれてしまいました。草木をかき分けても手が届かなかったので少し離れて様子を窺い飛び出したウサギを再度捕獲しようとしたら更に混み入った密集地帯に逃げ込まれて諦めた経緯があります(食べるつもりではありません。捕らえたら飼うつもりでした。)。縁起が良く賢くカワイイ動物です。
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