少なめのボリューム、よっちゃんのラーメン体験
葛西橋通りの一角に位置する「よっちゃん」。四ツ目通りと明治通りの中間にあり、便利な抜け道として知られています。店内にはカウンターが10席あり、座敷には4人用のテーブルが2卓。しかし、カウンター近くはエアコンが効かず、少々暑い印象でした。
初めての訪問で、ラーメンとチャーハンを楽しみたかったので、半チャンラーメン(650円)をオーダーしました。ところが、驚くほどのスピードでチャーハンが到着。あっという間にスプーン5杯分ほどの量を食べ終えました。ラーメンは到着前にチャーハンが出された瞬間、中華鍋のカチャカチャという音が印象的でした。ラーメンも少ないボリュームで、味に特別なインパクトは感じませんでした。
思い返すと、半チャンラーメンを注文した際、中華鍋での調理音が止まると同時に、座敷のお客さんのチャーハンが提供されていたことが分かります。ラーメン単品(400円)やチャーハン単品(500円)を考えると、半チャンラーメン(650円)の半チャーハンは、単品の半分の価値があると期待しましたが、実際は単品の4分の1にも達しないほどの量でした。それでも家族連れのお客さんが多く訪れていることから、周辺に選択肢が少ないことや立地の利点が影響しているのかもしれません。
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昭和の町中華、長崎チャンポンの風情
明治通りを歩くと、目に飛び込んできたのは黄色いデザインテントが掛かった小さな店、"長崎チャンポン 華福" の看板。錆びた看板は何十年もの歴史を感じさせる。
店内はシンプルな簡易椅子のカウンター席が5つと、小さなテーブルが6つ。壁は油やヤニで変色し、古びた短冊メニューも見づらくなっている。
カウンターの奥には年老いた店主が一人、古びた調理服を着て厨房で活動中。
チャンポンは豚肉が主役だが、少量の海老やイカも入り、あっさりとしたスープに奥深い風味が漂う。たけのこ、白菜、ニンジン、きくらげ、モヤシなど、野菜の種類も豊富です。
チャーハンは超パラパラでサラサラ。ちょっと焦げ目が付いているが、それが味のアクセントかもしれない。
明るい天気で店の入り口が開けっぱなしで気持ちが良いが、明治通りの交通量の多さが難点。交通の騒音が少し気になる印象。
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イタリアン風のラーメンと魅力的なメニュー
「麺屋 杏爪」(あんそう)は、女性同伴で行きやすく、お洒落な雰囲気の麺屋です。
店内に入ると、多彩なメニューに驚かされます。イタリアン風の影響を受けたラーメンが特徴で、その中でも醤油ラーメンを選びました。限定のランチメニュー、「燻製醤油らーめん」と「炙り角煮丼」のセット(750円)を注文しました。大盛りにするために追加で100円増しました。
最初に炙り角煮丼が提供されました。見た目も美味しそうで、アオサがアクセントになっています。
続いてラーメンが登場。普通盛りですが、替え玉のオプションもあります。ラーメンの上にのる2枚の燻製チャーシューは風味豊かで、美味しさを引き立てました。
しかし、全体的に見ると特筆すべき点はない印象でした。ただし、ここでのウリはシチリアーノ・カルボナーラつけ麵や海老つけ麵などであることがレビューアーの方たちのお薦めです。今回は普通の醤油ラーメンを試しましたが、次回はその特別なメニューに挑戦してみる予定です。
- 西大島駅
- ラーメン
新鮮な鰹のお刺身に舌鼓
栄楽というお店に立ち寄りました。その日に釣れた相模湾沖の鰹(かつお)のお刺身をいただきました。新鮮な鰹を使った料理ということで、期待が高まります。
しょうが醤油とにんにく醤油の2種類のたれでいただきました。個人的にはにんにく醤油が好みで、その風味とコクが鰹のお刺身に絶妙にマッチしていました。鰹の脂の旨味とにんにくの香りが口いっぱいに広がり、美味しいひとときを過ごすことができました。
お刺身の鰹は、その日の朝に釣れたものとのことで、鮮度が高く、身はしっかりとした食感を持っていました。鰹の特有の風味がしっかりと楽しめました。
食事を終えて合掌し、ごちそうさまの言葉を口にしました。新鮮な鰹のお刺身を堪能できる貴重なひとときでした。
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- ラーメン
ボリューム満点のつけ麺
つけめん いちよし 東京木場店に行ってきました。木場駅から徒歩数分の場所にあり、特に昼時は多くの人で賑わっていました。
このお店の魅力は、何と言っても麺の美味しさです。メニューには細麺と太麺から選べるのですが、私はいつも太麺を選んでいます。その太麺は、浅草開花楼の極太麺で、一本一本がしっかりとした食感を持っています。食べ応えがあり、口の中での歯ごたえが楽しい一杯です。
また、つけ麺の量も様々な選択肢があります。並盛から特盛まで、自分のお腹の具合や食べたい量に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。ただし、見た目よりもボリュームがあると感じるので、食べ応えはしっかりと感じることができます。
スープは、かつおを使ったWスープで、あっさりとした味わいが特徴です。ただし、スープと麺の絡みはあまり強くないように感じました。スープ割りが提供されているので、自分の好みに合わせてスープの味を調整することができます。
具材としては、メンマ、ネギ、味付け卵、のり、そして焼き豚が乗っています。特に焼き豚は醤油味で、しっかりとした厚みがあり、食べ応えがあります。
全体的に、つけめん いちよし 東京木場店は麺の美味しさに満足できるお店です。スープには少し個性が欠けるように感じましたが、麺の美味しさがその欠点をカバーしています。木場エリアで美味しいつけ麺を求める方にはおすすめのお店です。
- 木場駅
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こってりメンマラーメンの驚きのさっぱりさ
深夜の営業をしている黄色い看板に引かれ、ラーメンきかん坊に足を踏み入れました。メニューは605円から始まり、私はこってりメンマラーメン(715円)を選びました。
初めはこってりさを心配しましたが、実際に食べてみると意外なほどさっぱりとした味わいに驚きました。醤油スープはさっぱりとしていて旨味がしっかり感じられ、背脂のアクセントが加わります。また、超極細の麺がスープによく絡み、食べごたえがあります。メンマもたっぷりと入っており、食べ応えも十分です。特筆すべきは厚切りのナルト。その香りが全体を引き立てています。
接客も素晴らしく、満足のいく食事体験となりました。
- 住吉駅(東京)
- ラーメン
シックで奥深い醤油ラーメンの味わい
豊洲にある「La・Men豊洲店」に訪れました。こちらは伊勢海老を使用したメニューがあり、海老油を使用した醤油系のラーメンが新たに追加されたようです。私は「しょうゆら~めん」(680円)をオーダーしました。マグロ節風味を追加し、トッピングとして「味玉」(100円)を選びました。
お店はフル・セルフで、入店後はオシボリと水を取ってカウンター席へ案内されます。日曜の午後、日だまりの中で幼児がセキレイを追いかけている様子が微笑ましい光景です。ラーメンの到着まで約4分弱。スープを一口飲んでみると、しっとりとした「シック」な味わいが広がっています。海老油とマグロ節を加えたスープは、鶏系のベースに硬質なコクとクリアな旨みがあり、甘さを控えたドライ系の醤油ダレがマグロ節の風味と調和しています。伊勢海老油は微かに感じる程度で、抑えた使い方が個人的に好みです。
麺は細麺縮れで、少し固めのゆで加減。プリプリとした食感と軽快な歯切れがあり、スープとの相性も良好です。具材には控えめな味付けの肩ロース・チャーシュー、柔らかでしなやかな食感の細切りメンマ、そして追加の味玉が含まれています。具材同士の相乗効果で、バランスの取れた味わいが楽しめます。
「シック」で重厚な醤油味と、マグロ節の風味が見事に組み合わさった「しょうゆら~めん」。麺の太さも選べるため、バリエーションも楽しめそうです。お店のカフェ風の雰囲気やロケーションから「亜流」かと思いましたが、「塩担々」や「白湯塩」、そしてこの「醤油」といったメニューの質の高さから、ここは「本物」の一店舗と言えるでしょう。
- 豊洲駅
- ラーメン
のどかなひとときを味わうラーメン
のらくロード(旧高橋商店街)の一角に位置する「筑波屋」に訪れました。入口左には商品サンプル棚があり、右手には今川焼きの作り場と店頭販売があります。店内に入ると、甘味処のような雰囲気が広がっており、麺類やご飯物のメニュー、そしてカキ氷のメニューが壁に掲示されています。店は初老のご夫婦が切り盛りし、出前も行っています。
メニューからラーメンを選び、500円で注文しました。ラーメンは鶏がらベースのあっさり味で、少々化調が効いている印象ですが、全体的には許容範囲内です。細ちぢれ麺はたっぷりの量が提供され、具材にはチャーシュー1枚、メンマ、なると、ねぎ、のりが盛られています。シンプルながら美味しい一杯です。
店内の雰囲気ものどかで、穏やかな時間が流れる場所です。落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。
- 清澄白河駅
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元祖の味わいを満喫
つけ麺の元祖である「大王中華つけ麺」で、初めてつけ麺を堪能しました。注文したのは大王つけ麺で、具だくさんで野菜の盛りがたっぷりと載っています。ただ、このつけ麺は相当熱いので注意が必要です。しょっぱめの味わいでしたが、お店で提供される出汁をかけて、自分好みに調節できるのがうれしいポイントです。
ちなみに、「つけ麺」はこのお店が元祖とされており、ラーメンの麺をスープにつけて食べるスタイルのルーツは、池袋大勝軒の「特製もりそば」にまで遡ることができます。その先には、ラーメン職人の山岸氏らがまかないとして食べていたことがあり、さらには「丸長」の創始者がざるそば気分で食べていたことが始まりとされています。山岸氏が丸長グループに加わった際には、普通にまかないとして食べられていたこともあるそうです。その歴史を感じながら、大王中華つけ麺の独特の味わいを楽しむことができました。
- 西大島駅
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